ネガティブな「感情」への向き合い方（２）

エセポジティブはやめた方がいい

昨日のネガティブな「感情」への向き合い方（１）の記事を書いて身体感覚で感じ切る方法をお伝えしました。

本日はもう少し加筆した方が良い部分を書きます。

不安になったりイヤな出来事が起こると、スピリチュアルを少し学んだ方はそれを

「悪い感情＝悪い現実がやってくる」

とみなし、その不安な気持ちに蓋をしてわざとポジティブな考えに持って行く人がいます。

これを

「エセポジティブ」

と言います。

顕在意識では

「笑顔でいよう！」

「楽しい気分でいよう！」

「ワクワクでいよう！」

と無理して笑ったり前向きな言葉を発してみたりしても、潜在意識レベルでは不安と恐怖におののいたままなので現実はプラスには方向転換しません。

潜在意識と顕在意識の振り幅が大き過ぎて抵抗のエネルギーが生じているからです。

本来私たちの魂は「幸せ」にいく方にしか流れていないのですが、抵抗のエネルギーが逆流していて「幸せ」の流れに乗らないのです。

だからその状態でいくら頭だけでポジティブな思考をしようとしても内側では抵抗のエネルギーが増大するばかりでいずれどこかで爆発します。

自分に嘘をついて我慢させている状態ですものね。

ときどき些細な事で急に大声で怒鳴ったり、キレている人を見かけることがありますよね？

この人がエセポジティブかどうかはわかりませんが、ずっと自分を押し殺して我慢してきているから関係ないところで爆発しちゃうんですよね。
(被害者は可愛そうだけど、それもその人のエネルギーが引き寄せているんでしょうけど）

まずは、

「私って今すごくつらい…」

「心が苦しがっている…」

と起こった現実とハートが感じたことに向き合い、しっかり認めてあげることが大切なのです。

その上で身体感覚で感じ切るワークをしていくといいですよ。

まずはゼロポイントに持って行く

身体感覚で感じ切るワークをやっても、起こった内容によってはすぐにはスッキリしない場合もあると思います。

不安やイヤな感情が出てきたらワークをやることは前提ですが、やりながらもちょっとでも気分がホッと落ち着くようなことを探していきましょう。

アロマを焚いてみたり、

好きな音楽を聴いたり、

美味しいケーキを買ってきて食べたり…

その一つ一つの行動を

「自分のためにやっている」

と意識してあげるといいですよ。

自分の魂が

「自分て大切にされている」

と認識して心が落ち着いてくるので。

いきなりマックス気分が良い状態を目指すのではなくて、取りあえず通常モードのゼロポイントに持って行くことを目指しましょう！

湧き上がる感情に良し悪しはない

自分の本心に嘘をついたまま、無理やりポジティブになろうとするエセポジティブには十分気を付けてください。

昨日の記事でも書いたように、自分から湧き上がる感情に良し悪しは本来ないのです。

良い感情は受け入れるけど、悪い感情は受け入れないっていうのは自分の魂的には納得しないんだな～っていつも感じます。

どちらの感情も平等に認めて味わって手放してあげることが大切なんでしょうね。

それこそが自分を救う唯一の方法ですよ。