私の中のお金の観念
私は子供の頃から、結婚して家族のために専業主婦になって温かい家庭を築く…
というような女性が抱く結婚生活というものに憧れってあまりありませんでした。
母が働いていたから、というのもあるのかもしれませんが、共働きで一生仕事を続けることが理想でした。
でも子供ができて、夫が転勤になったりで、仕事を辞めるざるを得ない状況になって専業主婦になったわけですが、子育てが苦手だったこともあり、いつも仕事に復帰することばかり考えていました。
で、子供が幼稚園くらいの頃から知り合いを集めてお菓子作りやテーブルコーディネートを教えるようになったのです。
子供たちが小学生になった頃には本格的に英国式テーブルコーディネートやインテリアのサロンをやるようになり、その後ネットショップもやるようになりました。
どちらも順調で、まさに私がやりたかったことが実現した状態だったわけです。
傍から見たら幸せそのもののように見えるかもしれないけれど、なぜかいつも私の中には
「虚しさ」
がありました。
この虚しさの原因が何なのか当時はまったくわかりませんでした。
義理の両親が立て続けに亡くなったこともあり、
「なんのために仕事をしてるのか?」
「なんのために生きているのか?」
ということを深く考えるようにもなりました。
で、私の内側と向き合ったところ、私の中でお金に対するある思い込みがあることに気付きました。
それは、
「一生懸命働かないとお金は入ってこない」
ということ。
どこからそういう刷り込みが入ったのか考えると、私は東京に出てきて一人暮らしをしていてあまり親に頼れない環境の中で生活をしていたことも一因なのかもしれません。
でもそういった私の不自然な思い込みを宇宙はちゃんとキャッチしていて、「虚しさ」を感じさせて私に気付かせようとするんですよね。
当時、夫は外資金融に勤務しており高額の年棒をもらっていましたし、私はサロンをやればいつも満席でした。
ネットショップだけでも一人で毎月150万前後の売り上げをあげていました。
それなのに私の中では子供の塾代やら私の買い物などで、いつもうちには
「お金がない」
感覚になっていて寝る間を惜しんで働くのです。
実際はちゃんと「ある」のに「ない」感覚なのです。
当時瞑想もやり始めていたからか、この働いても働いても虚しさだけが残る状態の異様さに自分でも気付いてきて、
「一度すべてやめてみたらどうなるか」
と考えるようになりました。
仕事を失う恐怖とそれまでのお客さんとの関係もありましたからすごくすごくすごく悩みました。
でも勇気を持って辞める決断をしたのです。
宇宙は軌道修正してくれようとしている
辞めてからは、瞑想で日々自分自身を浄化しながら自分の中のいらない思い込みを少しずつ外していく作業をしていきました。
気付いたら
「一生懸命働かないとお金は入ってこない」
という観念もなくなっていました。
そして
「働かなくたって幸せになっていい」
って自分で決めたのです。
宇宙からは
「一生懸命働かなくても楽しんでいいんだよ」
「働かなくたって楽しんでいればお金って入ってくるよ」
とばかりに、夫が独立して投資でより稼いでくれるようになりました。
海外旅行もたくさん行かせてもらったし、インテリアが好きな私のためにバンコクのコンドミニアムや今のマンションを与えてもらって好きなようにインテリアで遊ばせてもらいました。
働かなくなってからの方が私が本当に好きなことを存分にやれるようになっているのです。
宇宙ってありのままの自分でいなかったり、制限をかけたり、必要のない不自然な観念を持っていると
「そっちにいくと幸せになれないよ」
といろいろな方法で気付かせて軌道修正してくれようとします。
私の場合はまさに
「虚しさ」
という感情でした。
宇宙は幸せな状態がスタンダード
「やりたいことをやれているのになんか幸せじゃない」
「すべて順調なのになんか虚しい」
という人は一旦やっていることを休んでみるとか辞めてみると新たな視点や修正すべき観念が見えてくるものですよ。
私のように仕事辞めたら別のルートでお金入ってきて本来自分が一番やりたかったことができるケースもあったりします。
逆に、やりたいことがあるんだけど怖くて一歩が出ないという人は、一歩踏み出す勇気を持つと
「意外に簡単だった」
と思えるはずです。
それにより意識が拡大するので今までよりも一段上の幸せをゲットするようになりますよ。
「やりたいことがわからない」という人は自分の
「得意なこと」
「苦手なこと」
「好きなこと」
「キライなこと」
「どんな時に幸せに感じるか」
「怖いけどチャレンジしてみたいこと」
などを考えながら自分に向き合ってみると何がやりたいか少しずつ見えてくるかもしれません。
いつも言うように宇宙って私たちが幸せになるようにしか流れていません。
そこに自己否定したり、いらない観念を引っ付けて逆の流れを作ってしまっているのは私たち側なのです。
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